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ターゲット市場を分析しよう!

本日は、第4回の授業、「ターゲット市場を分析しよう」。

AB3C分析で、戦略を立てましたが、今回は、ターゲットとするお客様が 本当に存在するのか、また、どれくらいのお客様が見込めるのかを検証 していきます。

ある分野において、どれくらいの市場規模があるかを知るためには、 国や民間業者が提供している統計情報を利用することが一般的かも しれません。

ただ、それには少なくない費用が発生することが多いです。

大企業では問題ないかもしれませんが、中小企業では、そうはいきません。

そこで、インターネットを使用した市場分析をおすすめしています。

keywordtool

インターネットを利用した分析手法は、様々ありますが、 授業では、「keywordtool」という有料のサービスを使います。

まずは、対象のサービスを選択します。 ここでは、「Google」として、”紅茶”と検索します。

すると、1ヶ月での、「紅茶」におけるデータを取得できます。

Total Keywords
1ヶ月に検索された”紅茶”に関連するキーワード数
1,116

Total Search Volume
1ヶ月に検索された”紅茶”に関連する検索数
1,696,370

その他に、月ごとの検索数の推移、どのデバイスを使用して検索しているかも わかります。

この数字だけでも、おおまかなターゲット数というのがわかります。

さらに、スクロールしていくと、各キーワードの月間の検索数がわかります。 “紅茶”では、月に246,000回検索されていることがわかります。

“紅茶” キーワード単体でも、有益な数字ではあるのですが、

重要なのは、”紅茶”と一緒に指定されている セカンドキーワード。

例えば、
“紅茶 はちみつ”、40,500
“紅茶 カフェイン”、27,100

これを実際に、google検索してみると、 どういう意図で検索しているのかが、わかってきます。

“紅茶 はちみつ”

  • 紅茶の渋みを和らげ、まろやかな甘さとコクがでる
  • はちみつの成分が、疲労回復や免疫力向上につながる

[ターゲットの求めていること] 美味しい飲み方、健康について

“紅茶 カフェイン”

  • 紅茶の健康効果
  • 紅茶の適切な消費量

[ターゲットの求めていること] 過剰に摂取せずに健康効果を期待

このように、セカンドキーワードを意識することで ターゲットが何を知りたいのか、どう問題解決したいのか を読み取ることができます。

そして、ここからが本番です。 最も効果を発揮するのは、似たようなキーワードをグルーピング したときです。

“カフェイン”に関連する、他の検索キーワードを見てみると 以下のような類似のキーワードがありました。

“紅茶 ノンカフェイン” 6,600
“紅茶 カフェインレス” 5,400

これを合算すると、39,100件。

つまり、月に39,100件、カフェインの健康に関することを 知りたがっている方がいるということがわかります。 この検索数は、googleだけのものですから、yahooや bingの検索数を足せば、もう少し、数が大きくなるでしょう。

検索数を知ることで、ターゲット市場の大きさが、十分なのか それとも少ないのかを判断することができます。

十分であれば、このターゲットに向けて、

  • カフェインの健康効果
  • 適切な摂取量

などのコンテンツを提供すればよいことがわかります。

つづく